英検一次試験の合格点は?準1級・2級・準2級・3級・4級・5級では、結局何点とればいいの?
皆さん、こんにちは。GGスクールの岩本です。
英検一次試験の合格点、ご存知ですか?
英検にCSEスコアが導入されてから、結局、素点で何点とれば合格ができるのかがわかりづらくなりました。
旺文社の過去過去6回全問題集シリーズに以前は記載されていた各回の合格点も、最新版には記載されていません。
そうなると現在、英検の勉強をされている皆さんが疑問に思うのは、
「CSEスコアが導入されたのはわかったけど、結局、素点で何点とれば合格できるの?」という点かと思います。
そんなあなたのために、今日は英検5級、4級、3級、準2級、2級、準1級の合格点を公開します。
是非、過去問を解く際にお役立てください。
下の目次から確認したい級を選択してください。
(実際の合格点はCSEスコアで決まり、CSEスコアは他の受験者の点数などによっても変動します。つまり、今回公開する点数は、あくまで経験則から設定している目標点であり、「この点数をとれば必ず合格できる」と合格を保証するものではありませんので、予めご了承ください。)
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【まず先にお読みください】各技能の合格点についての注意点
そして、小学生はリーディングやライティングよりもリスニングが得意です。
こういった背景から、目標点はリスニングの得点率が高め(90%)に設定してあります。
詳しくはこちらの記事:【小学生英検対策】英検3級以上を取得する小学生の英検必勝パターン
しかし、もしあなたが中高生や大学生、社会人の方であれば、リスニングよりもリーディングやライティングが得意な可能性があります。その場合、各技能の目標得点率を若干変更する必要があります。
具体的には、リスニングがどうしても80%しかとれない(目標点は27点だが24点しかとれない)のであれば、その分、リーディングかライティングで+3点を稼ぐ、と考えて頂ければ結構です。
厳密に言うと、CSEスコアにおける各問題の配点が様々なパラメーターに応じて変化するので、リスニングがー3点だからその分、他の技能で+3点をとれば同じCSEスコアになるわけではありません。
しかし、こういったCSEスコアの特徴を考慮して、下の目標点は多少余裕のある設定になっています。
ですので、「リスニングよりもリーディングやライティングの方が得意」という方は、リスニングで目標点に届かない場合はその分、リーディングとライティングで点数を稼げるよう勉強を進めてください。
英検5級一次試験の合格点は?
英検5級 一次試験 配点・目標点(合格点)・目標得点率
英検5級一次試験の合格点は31点 / 50点(得点率62%)です。リーディング合計の合格点は10点 / 25点(得点率40%)、リスニング合計の合格点は21点 / 25点(得点率84%)が目安になります。
この記事の最初にお伝えした「各技能の目標得点率についての注意点」にもあるように、リスニングが目標点に届かない方は、その分リーディングで点数を稼ぎましょう。
英検4級一次試験の合格点は?
英検4級 一次試験 配点・目標点(合格点)・目標得点率
英検4級一次試験の合格点は41点 / 65点(得点率63%)です。リーディング合計の合格点は14点 / 35点(得点率40%)、リスニング合計の合格点は27点 / 30点(得点率90%)が目安になります。
この記事の最初にお伝えした「各技能の目標得点率についての注意点」にもあるように、リスニングが目標点に届かない方は、その分リーディングで点数を稼ぎましょう。
英検3級一次試験の合格点は?
英検3級 一次試験 配点・目標点(合格点)・目標得点率
英検3級一次試験の合格点は49点 / 76点(得点率64%)です。リーディング合計の合格点は13点 / 30点(得点率43%)、ライティング合計の合格点は9点 / 16点(得点率56%)、リスニング合計の合格点は27点 / 30点(得点率90%)が目安になります。
この記事の最初にお伝えした「各技能の目標得点率についての注意点」にもあるように、リスニングが目標点に届かない方は、その分リーディングやライティングで点数を稼ぎましょう。
英検準2級一次試験の合格点は?
英検準2級 一次試験 配点・目標点(合格点)・目標得点率
英検準2級一次試験の合格点は54点 / 83点(得点率65%)です。リーディング合計の合格点は18点 / 37点(得点率49%)、ライティング合計の合格点は9点 / 16点(得点率56%)、リスニング合計の合格点は27点 / 30点(得点率90%)が目安になります。
この記事の最初にお伝えした「各技能の目標得点率についての注意点」にもあるように、リスニングが目標点に届かない方は、その分リーディングやライティングで点数を稼ぎましょう。
英検2級一次試験の合格点は?
英検2級 一次試験 配点・目標点(合格点)・目標得点率
英検2級一次試験の合格点は55点 / 84点(得点率65%)です。リーディング合計の合格点は20点 / 38点(得点率53%)、ライティング合計の合格点は9点 / 16点(得点率56%)、リスニング合計の合格点は26点 / 30点(得点率87%)が目安になります。
この記事の最初にお伝えした「各技能の目標得点率についての注意点」にもあるように、リスニングが目標点に届かない方は、その分リーディングやライティングで点数を稼ぎましょう。
英検準1級一次試験の合格点は?
英検準1級 一次試験 配点・目標点(合格点)・目標得点率
英検準1級合格点は60点 / 86点(得点率70%)です。リーディング合計の合格点は24点 / 41点(得点率59%)、ライティング合計の合格点は11点 / 16点(得点率69%)、リスニング合計の合格点は25点 / 29点(得点率86%)が目安になります。
この記事の最初にお伝えした「各技能の目標得点率についての注意点」にもあるように、リスニングが目標点に届かない方は、その分リーディングやライティングで点数を稼ぎましょう。
最近の英検は簡単になっている!?
しかもライティングがねらい目?
最新の英検合格点を分析すると、素点での合格点が過去に比べて下がっている傾向があります。
これは、大学受験での英検活用が活発になり、多くの高校生が英検に挑戦していることが影響していると考えられます。(あくまで個人的な見解です)
なぜなら、英検の合格点が決まるCSEスコアは全受験者の平均点も影響する傾向があり(詳しくはこちら)、例え不合格だとしても多くの高校生が英検に挑戦することで全体の平均点が押し下げられ、その分、合格に必要な素点も下がっているのではないかと考えられます。
これはどういうことか?
「過去問の点数がたとえ悪くても、怖気づかずにとりあえず英検に挑戦してみるのが良い!」ということです。
もしあなたが、「過去問を解いたら6割しかとれなかった。これだと受かるはずないから次回の英検は見送ろう」と考えているのなら、それはもしかしたらもったいない選択かもしれません。受かる受からないというよりは、「英検はとりあえず、今の自分の英語力を可視化するためのもの。健康診断のようなものだ。」と割り切り、挑戦してみる。そしたら、「案外合格点が低く合格できちゃった」という結果も期待できるかもしれません。
また、CSEスコアの特徴を生かすと、最近の英検はライティングがねらい目と言えます。
なぜならCSEスコアは各技能別で満点に近づけば近づくほど素点1点あたりのCSEスコアが大きくなるため、素点合計点が16点と他の技能よりも低いライティングで高い素点がとれると、ライティングのCSEスコアに大きく影響し、結果全体のCSEスコアを底上げしてくれます。
しかも、ライティングは英単語やリスニングと異なり、エッセイの書き方やアイディアの出し方を押さえれば、比較的短期間でも点数が上げやすいです。
まとめますと、
最近の英検は、合格基準点が下がってきているため、「とりあえず自分の英語力を可視化する」という目的で挑戦すべき
CSEスコアへの影響が大きく、かつ短期で対策しやすいライティングをまずはしっかり対策すべき
ということです。
ただ一方で、「思ったより点数低くても合格できちゃう英検」という傾向が今後も強くなっていくとすると、英検がCEFR対応の英語4技能試験とは言え、本質的に海外でも通用する英語力をしっかり評価できているのかは疑問です。
英検はあくまで手段。使い方を間違うと、「英検は持っているけど話せない。英検は持っている海外では通用しない」という状況になりかねません。
私個人としては、多くの方が英検をうまく活用し、「自分のことを自由に表現し、自分らしく世界とつながるための英語4技能」といったより本質的な英語力を達成してくれたらいいなと感じています。
もし英検の学習でお困りごとがありましたら…
是非一度、我々GGスクールにご相談ください。無料で学習相談、体験レッスンを実施いたします。
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